書店員のここだけの・・・でもない話 16 「スリップ」
こんばんは!
中山店のパート③です(´∀`*)
今回は書店で立ち読みする時に邪魔な
アイツのお話をします・・・。
その名も
スリップ
本に挟まってる
コレのことです
本を買う時にスリップはレジで抜かれてしまうので、じっくり見る機会があまり無いかと思います。
(ネットで本を買うと、抜かれずに届くこともあるそうですが・・・(>_<))
スリップをレジで抜くことによって、どんな本が売れたかが分かります。
しかし最近はPOSレジが主流になって、在庫をデータ管理している書店が増えてきました。
スリップで売り上げを集計する必要も無くなり、最初からスリップを挟まない本も多くなり・・・・
これが困る!!
なぜなら当店、データ管理をしていないアナログ書店なのです。
スリップがついてない本に関しては、常に売り場をチェックして何が売れたかを見極めます・・・(´Д` )・・・見極め・・・られないことも・・・・
話は戻って。
スリップは
短冊とも言い、色は出版社によって様々。
字が見やすいように、薄い色が多いです。
二つ折りになっていて、片面は
補充注文カード
出版社などに本を注文する時に使います。
①書名
②価格
③ISBNコード
④バーコード
⑤番線(書店印)を押す欄
⑥は「ぼうず」という部分。
出版社の名前やロゴが入ったり、本の価格が入ったりします。
ちなみに「ぼうず」には書店で本の入荷日などの情報を鉛筆で書き込むことも。
当店では「ぼうず」の裏に書き込みますが
この場合、「2月25日に入荷した」という意味です。
そして、スリップのもう一方の面は
売上げカード
出版社によっては
報奨金をもらうための券
となっています。
報奨金とは・・・
書店が特定の本を売ると、出版社から
キャッシュバックがあるんです。
報奨金を貰うために、売れた本のスリップをまとめて出版社に送ります
(ちなみに本からスリップを抜いてしまうと、出版社は返品を受け付けてくれないので不正はできません!!)
以上、見たことはあっても詳しくは知らなかったかもしれない、スリップのお話でした!
書店で本を見る時邪魔になると思いますが、とっても大事なものなんです
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