書店員のここだけの・・・でもない話 17 「配本」
こんにちは(^-^)
中山店のパート③です。
書店員が悲しくなる言葉…。
それはお客様のこんな言葉……。
「この店〇〇の新刊置いてない!なんで仕入れてないの⁉︎」
………(ノД`)違うんです。。
仕入れてないんじゃない!入ってこなかったんだーー!!
さて今回は新刊本の
「配本」のお話。
上↑の叫び、どういうことかというと。
基本的に、雑誌の最新号やコミック・書籍の新刊は
書店が好きなように仕入れることは出来ないんです。
じゃあ、どうやって新刊本が入ってくるのか?
本は普通、
出版社→取次会社→書店という経路で入荷します。
新刊本は、まず取次が出版社から何冊仕入れるかを決めます。
そして仕入れた冊数の中から、
各書店に何冊「配本」するかを取次が決めるんです。
(出版社が配本数を指定する場合もあります!)
つまり、書店は本が何冊配本されるのかをドキドキしながら待つことしかできないのです‼︎
どうやって配本数を決めるかといいますと、例えば文芸書や文庫などの書籍
本の内容が書店の特性(規模・立地・客層)と合っているかどうか。
例えばビジネス街にある書店ならビジネス書は多く配本しよう、とかですね。
また、雑誌やコミックなど
販売実績に応じて配本。
前の号、前の巻がどれくらい売れているか?売れ残って返品される冊数は?
でもね、
配本が少ない=売る本が少ない=実績の作りようがない!
…んですけどぉ…(ToT)
配本が少なくて慌てて補充注文かけても、入荷するまでに結構時間がかかります
その間に鮮度が落ちる
やっぱり新刊は発売してすぐ欲しいですよね
・・・というわけなので、書店にお目当の新刊本が無くても優しくしてくださいませ
その際はもちろんご注文承ります!
ちなみに1ヶ月くらい前までにご予約頂けると、取次に
「お客様のご予約品なので絶対配本してください‼︎」と配本を依頼することができますので、絶対欲しい本はご予約いただくことをお勧めします
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