2018年10月06日
あなたは何人間?
こんにちは。ご無沙汰しております。中山店のアルバイトSです。
今週末は台風の影響を心配していましたが、逸れてくれて良かったでした。
というのも、私、明日のグレートサツマニアンヘスに行くんですよね。
初の野外フェス参戦、ということで勝手がわからず、いささか緊張しています。
ペトロ―ルズというバンドが好きでして、そのステージは良い場所で聴きたいところです。楽しみです。
まあそんな私事はさておき、久しぶりにオススメの本を紹介したいと思います。
私は、村田沙耶香さんの小説が好きで新作が出ると毎回買っているのですが、2016年に芥川賞を受賞した作品、『コンビニ人間』が文庫になりましたので、こちらを紹介します。

主人公は、コンビニバイト歴18年の未婚の女性、古倉恵子。世の中の「普通」がわからないまま大学生になる。しかし、ちょっとしたきっかけでコンビニのアルバイトをすることになり、「マニュアル」に従って働けば「普通」の人間になれると分かる。それでコンビニでずっと働き続けたいと思うようになるが、家族や周囲の人との齟齬が次第に大きくなっていき…、、という物語です。
「芥川賞」というとなんだか硬いイメージを持つかもしれませんが、この『コンビニ人間』はユーモアに富んだ描写が多くて、私は時折笑いながら読みました。それでいて、読んでいく内に「普通」ってなんなんだろうなと心に突き刺さる描写も多く、大変読み応えがありました。ラストは賛否両論ありそうですが、主人公はあの道を選ぶことでしか「人間」になれないんだろうなと、私にはそういうふうに見えたラストでした。
小説の内容以外の話しになりますが、文庫の帯にも書かれているとおり次々と海外で翻訳が進んでいるそうです。
村田沙耶香さんはインスタグラムもされていて、私はよくチェックしています。センスのある写真が多いんですよね~。
(村田さんのアカウントはこちら→https://www.instagram.com/sayaka_murata_/)
それで投稿の中に、『コンビニ人間』の海外版の写真があります。イギリスはコンビニ従業員のネームの表紙ですし、アメリカは可愛らしいおかっぱの女の子の形をしたおにぎりの表紙です。国によって装幀がぜんぜん違っていて面白いですね。
文庫化してお値段も安くなりお求めやすくなっています。
未読の方はぜひお手に取っていただけたら嬉しいです。
今週末は台風の影響を心配していましたが、逸れてくれて良かったでした。
というのも、私、明日のグレートサツマニアンヘスに行くんですよね。
初の野外フェス参戦、ということで勝手がわからず、いささか緊張しています。
ペトロ―ルズというバンドが好きでして、そのステージは良い場所で聴きたいところです。楽しみです。
まあそんな私事はさておき、久しぶりにオススメの本を紹介したいと思います。
私は、村田沙耶香さんの小説が好きで新作が出ると毎回買っているのですが、2016年に芥川賞を受賞した作品、『コンビニ人間』が文庫になりましたので、こちらを紹介します。

主人公は、コンビニバイト歴18年の未婚の女性、古倉恵子。世の中の「普通」がわからないまま大学生になる。しかし、ちょっとしたきっかけでコンビニのアルバイトをすることになり、「マニュアル」に従って働けば「普通」の人間になれると分かる。それでコンビニでずっと働き続けたいと思うようになるが、家族や周囲の人との齟齬が次第に大きくなっていき…、、という物語です。
「芥川賞」というとなんだか硬いイメージを持つかもしれませんが、この『コンビニ人間』はユーモアに富んだ描写が多くて、私は時折笑いながら読みました。それでいて、読んでいく内に「普通」ってなんなんだろうなと心に突き刺さる描写も多く、大変読み応えがありました。ラストは賛否両論ありそうですが、主人公はあの道を選ぶことでしか「人間」になれないんだろうなと、私にはそういうふうに見えたラストでした。
小説の内容以外の話しになりますが、文庫の帯にも書かれているとおり次々と海外で翻訳が進んでいるそうです。
村田沙耶香さんはインスタグラムもされていて、私はよくチェックしています。センスのある写真が多いんですよね~。
(村田さんのアカウントはこちら→https://www.instagram.com/sayaka_murata_/)
それで投稿の中に、『コンビニ人間』の海外版の写真があります。イギリスはコンビニ従業員のネームの表紙ですし、アメリカは可愛らしいおかっぱの女の子の形をしたおにぎりの表紙です。国によって装幀がぜんぜん違っていて面白いですね。
文庫化してお値段も安くなりお求めやすくなっています。
未読の方はぜひお手に取っていただけたら嬉しいです。
Posted by ブックセンターめいわ at 14:49│Comments(0)
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